矯正治療の基礎知識を知る|歯列矯正で失敗しないために -2




次に、歯列矯正は、長期間の治療を必要とします。基本的に、矯正治療の効果は、治療開始時期の年齢が低いほど早く表れ、年齢が高くなるほど遅くなります。10代の場合は1年程度で終了できるケースも珍しくないようですが、年齢が進むにつれて治療期間は長くなり、5年、10年という長年月を要する場合もあります。

また、歯列矯正は、多額の治療費を必要とします。顎の手術に伴う場合と疾病による不正咬合の場合に限り、矯正治療が健康保険の対象となりますが、それ以外の歯列矯正はすべて自費治療となります。さらに、所得税の医療費控除においても、子供の矯正治療費は控除対象となりますが、大人の歯列矯正は審美治療と見なされて控除対象とは認められない状況が支配的なようです。歯列矯正は基本的に健康的な生活を送るための大切な歯科医療であり、美容整形と同じ審美治療とする社会的な認識のあり方には問題があります。

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