金属アレルギ−のための歯列矯正器具の種類 -2




金属アレルギーを起こしにくい金属素材の装置としては、チタン合金を使用したものを挙げることができます。まず、ブラケットでは、ワイヤーを通すパーツにのみチタン合金を使用しているクリアブラケット(透明プラスチック製)や、全体がチタン合金でできているメタルブラケットがあります。また、ワイヤーにもチタン合金製があり、ブラケットとは別個に選択することができます。なお、ブラケットには、金属パーツを一切使用していないセラミックブラケットもあります。

チタン合金を使用した矯正装置は、ニッケルやクロムの合金と比較して、アレルギーを起こしにくいことは確かなようです。しかし、チタンがイオン化しにくい安定した結晶構造をもつ金属であるとしても、他の合金素材がイオン化してアレルゲンの生成に関与しないとは言い切れません。金属アレルギーを起こしやすい人は、できるなら金属アレルギー検査をして装置の安全性を確認すべきですし、少なくともその装置の使用に当たっては慎重な経過観察が必要です。

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