ドライソケットの原因 -2







ドライソケットは、抜歯直後に血餅が形成されないか、あるいは形成されても剥落して、歯槽骨の剥き出しの状態が続いたときに発生します。そのため、ドライソケットの原因としてもっとも多く指摘されているのが、過度のうがいや吸引による血餅の形成不全です。

その他、ドライソケットの原因として様々な理由が提唱されていますが、客観的に見て、十分に納得できる合理的な理由は見当たりません。ちなみに、従来、細菌感染による歯槽骨炎がドライソケットの有力な原因とされ、治療においては患部の消毒と抗生物質の投与が当然のこととされてきました。しかし、ドライソケット治療に造詣の深い歯科医師の中からは、ドライソケット患者における歯槽骨炎の所見に対して否定的な見解が表明されています。

総じて国内のドライソケットに関する調査・研究や治療法の普及は遅れているようです。抜歯治療を受けて医師の注意事項を遵守していながらドライソケットを発生した場合は、医師の見識と技量に原因があることも疑った方が良いと思われます。

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