ドライソケットの原因




ドライソケットの原因

歯列矯正に伴う抜歯に限ったことではありませんが、抜歯した後の歯茎のくぼみには、血液がゲル状に凝固した血餅(けっぺい)が形成され、それが露出した歯槽骨を保護するように被います。血餅の内部では、歯槽骨と歯肉の組織が新たに生成され、粘膜に被われた歯茎の形状が修復されていきます。このような血餅の状態が数日も続けば、その間に抜歯による痛みも解消し、何の痛みも感じないまま自然治癒していきます。

抜歯や歯の欠損によって出来た歯茎のくぼみが自然治癒するシステムは、誰もが生まれながらに備えている先天的な能力であり、ドライソケットが発生するのはむしろ異常なことと言えます。実際、ほとんどの抜歯患者は正常に自然治癒し、ドライソケットを発生することはありません。それにもかかわらずドライソケットの患者がなくならないのは、多分に人為的な原因によるものと思われます。

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