ドライソケットでの掻爬




ドライソケットでの掻爬

掻爬(そうは)とは、一般的に体の病的な組織などをかき取る処置のことですが、ドライソケットの治療における掻爬は、血餅の形成を目的として、故意にドライソケット内を傷付け出血させる処置を意味します。従来のドライソケットの治療では、ごく一般的に行われてきました。しかし、現在の治療では、掻爬を行わない歯科医も増えているようです。

従来は、歯槽骨炎がドライソケットの主要な原因であるという説に基づき、炎症を起こしている歯槽骨や歯肉の組織をかき取るという意味合いから、掻爬と呼ばれたようです。しかしながら、現実には歯槽骨炎の発症が確認されないドライソケットの症例が多いにもかかわらず、掻爬が唯一の治療法であるかのように奨励されてきたため、健康な歯槽骨の組織まで破砕・切除するような処置が実行されてきました。

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