自分の顔の形・歯並びの傾向を知る｜歯列矯正で失敗しないために
自分の顔の形・歯並びの傾向を知る｜歯列矯正で失敗しないために
歯の矯正治療を受ける前に、顔の形や歯並びの状態を改めて詳しく確認しておきましょう。歯列矯正では、歯科医を信頼してそのアドバイスに従うべきですが、歯科医の説明を理解し納得するためにも、事前に顔の形や歯並びの状態をチェックしておいた方が良いでしょう。
歯列矯正では、治療の一環として抜歯するケースが少なくありません。日本人は、元来、欧米人などと比較して顎の骨格が華奢な民族だそうですが、特に近年、食習慣の変化から堅い物をあまり食べなくなったため、顎がますます小さくなる傾向にあると言われています。そのため、若い世代ほど、いわゆるガチャ歯（正しくは叢生）が増えています。そして、その矯正治療を行うときには、歯を正しい位置に移動させるために歯茎の空きスペースを作る必要があり、抜歯せざるを得ないケースが増えているという訳です。
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歯並びが悪いとは言え、虫歯になっていない正常な歯を抜くことに対しては、多くの人が疑問を感じることでしょう。受診前のチェックで抜歯の可能性を考え、実際に抜歯が必要と診断されたときにどう返答すべきかも検討しておきましょう。
また、顔を横から見たとき、鼻先と顎のもっとも突き出た部分を結んだ線をEライン（エステティックライン）と言い、欧米人の場合は唇がEラインよりも引っ込んだ位置にあるのが美しいとされています。一方、鼻が低く、顎も発達していない日本人の場合は、唇がちょうどEライン上にあるくらいが一番美しいと見なされるようです。歯列矯正で抜歯すると、口元がそれまでよりも引っ込んだ状態になりますので、現在の横顔をチェックして、抜歯しても良いかどうか検討しておきましょう。
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