透明なマウスピースの歯列矯正|目立たない歯列矯正
透明なマウスピースの歯列矯正|目立たない歯列矯正
マウスピース矯正は、ブラケットやワイヤーを使わず、厚さ1ミリにも満たない薄いプラスチック製のマウスピースを歯列に装着して行う矯正方法です。
マウスピースは、患者から採取した歯型をベースにして、移動させたい歯の部分に調整を加え、歯並びにぴったりとフィットするように製作されます。しかも、無色透明のプラスチック製であるため、目立ちにくいというメリットがあります。また、移動させたい歯に加わる力がブラケット矯正の場合よりも一般に弱いため、痛みが比較的に少ないというメリットもあります。
マウスピースは、患者が自由に着脱できるという点も大きなメリットです。食事や歯磨きのときに取り外しておけますから、とても便利です。ただし、矯正の効果を得るためには1日18〜20時間の装着が必要ということですので、気を付けなければなりません。
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マウスピース矯正の効果については、医師によって見解が大きく分かれているようです。動的治療の速さ(歯を移動させる速さ)については、ブラケット矯正よりも歯に加わる力が弱いため、マウスピース矯正は一般に時間が掛かるとされています。しかし、マウスピース矯正に熱心な歯科医からは、歯が移動する速さはブラケット矯正と何ら変わらないという意見も聞かれます。
また、マウスピースで矯正治療が可能な症状についても、意見が大きく異なります。ただし、一般的には、抜歯を必要とする複雑な叢生(乱杭歯)や大きな移動を伴う治療ではマウスピース矯正を行わないことが常識となっているようです。また、ブラケット矯正によって歯並びがほぼ整った後で、動的治療の最終段階としてマウスピース矯正を行うことをすすめる医師もいます。マウスピース矯正の可否や効果に関する意見は、医師それぞれのポリシーなどによる治療方針の違いが大きく関係しているようです。
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